『住宅ローンの見直し』といえば、
多くの方が『借換え』を想像されますが、
『繰上げ返済』も、
利息負担削減に効果を発揮する重要な手法の一つです。
簡単に説明すると、
約定返済とは別に期限内に例えば200万円を返済すること。
残債の全てを返済することを『全部繰り上げ返済』
残債の一部だけの返済を『一部繰上げ返済』といいます。
一部繰上げ返済の後の返済方法は、次の2つです。
ここがキモです。
① 期間短縮型
② 返済額軽減型
①は、従来の約定返済額を変えずに、返済期間を短縮すること。
②は、返済期間はそのままに、毎月の返済額を少なくする方法。
①も②も大体どこの金融機関も対応していると思います。
借り手のライフプラン等に合わせて、自由に選択できます。
繰上げ返済後の総返済額の比較としては、
①を選択した方が②よりも少なくてすみますが、
②を選択される方が多いようです。
全額も一部も繰上げ返済する時は、手数料がかかる場合があり、
その金額には注意が必要です。
金融機関、残存期間、残高、窓口、ネット、または、
変動金利か固定金利かによっても金額は違います。
特に、固定金利期間の途中で繰上げ返済なんかすると、
数百万円の手数料を取られてしまう場合があります。
固定金利の住宅ローンを中途で返済する時は、
最後まで粛々と返済する方がいいのか?
高い手数料を払ってでも繰上げ返済する方がいいのか?
よくよく吟味してから実行することが重要です。