今日は少し趣向を変えて、この話題、『先進医療の直接支払』です。
保険会社に請求した給付金は、通常、受取人に支払われます。
『直接支払』とは、給付金が受取人に支払われず、
保険会社から医療機関へ『直接支払』われることを言います。
保険会社によっては、
『キャッシュレスサービス』と呼ばれています。
給付金は、医療費が支払われた後に、支払われます。
先進医療の技術料等は、金額が高額で、資金の立替えが
困難なためこのような方法が出てきました。
ただ、適用されるのは、今のところ、『先進医療』の中でも
重粒子線や陽子線の技術料に限定しているようです。
従来は、高額な医療費の立替えに関しては、融資を受けるしか
なかったのが、『直接支払』の出現により、負担が軽くなるのは、
一部の放射線治療のみとはいえ、有難いことですね。
しかし、先進医療の技術料という制限だけではなく、
他にもいろいろな条件がありますので、
まだまだ使い勝手がいいとは言えないです。
利用者の立場からすれば、今後、全ての給付金にも
『直接支払』が拡大することに期待したいですね。
課題がたくさんあることは重々理解していますが、
消費者の利便性向上のために、
保険会社は是非導入してもらいたいです。