マイナス金利の導入の影響で、
私たちは、
預金しているのに、利息を取られたり、
借金をしているのに、利息を貰えたり、
なんてことが容易に想像できますが、
保険会社に支払う『保険料』が上がるかも知れないと考える人は
あまりいないのではないでしょうか。
保険料は、『純保険料』と『付加保険料』に分解され、
そのうち純保険料は、預かった保険料を保険金としてお支払いする迄に
どれくらい運用できるかも考慮して算出されています。
言い換えると、金利が高くなれば、保険料が下がり、
逆に、金利が低くなれば、保険料が高くなる仕組みになっています。
純保険料は、金利の他に
『損害率』や『死亡率』も加味して計算されているので、
金利が少し変動したからといって、
すぐさま保険料が変動するものではありません。
ただ、金利の低下=保険料の引下げであることは間違いありませんので、
今後、保険料が上がったり、もしくは、保険料は変わらないが、
保障が少なくなったりする可能性は十分に考えられます。
こういう仕組みをしっかり理解した上で、
私たち消費者は、賢く行動していかなくてはなりません。