昨日、日銀が金融政策決定会合で、2/16から
政策金利を『マイナス金利』にすることを決定しました。
この発表を受けて、
日経平均株価は、前日終値比600円近く上昇し、
ドル円相場は、前日終値比2円近く下落しました。
マーケットが敏感に反応したところを見ると、
概ね好感しているようです。
マイナス金利は、EUでは既に導入済ですが、日本では初。
従来の異次元質的・量的緩和政策は継続方針なので、
政府・日銀のなりふり構わぬ姿勢が見て取れます。
個人的には、先行きの『副作用』が気になますが。。
さて、私たちの身近ではどんな影響が考えられるでしょうか?
住宅ローンに関しては、概ね3つのことが今後予想されます。
①金利の低下
②借りられる金額が増える
③借りられなかった人が借りられるようになる
①について、変動金利0.5%台で融資する金融期間がある中、
更に金利が下がりますので、債務者は返済は楽になりますね。
②について、金融機関の中には、今の金利を元に返済額を算出し、
その年間返済額の年収に占める割合から、
融資金額の妥当性を判断するので、融資金額は増加します。
③について、融資希望金額が、金融機関が認めた融資金額
に達しなかった場合、融資が実行されないケースがありましたが、
融資金額が増えることで、実行される件数が増えます。
つまりは、更に、借り手に有利な状況になるということです。
国の想定通りになれば、先行き、金利と物価は上がります。
それまでのこのおいしい状況を上手く利用するかしないかは、
あなた次第です!